Vol.71
「 倦怠期に悩んでいるなら、
新鮮な動きで筋肉を驚かしてみる! 」
「ちゃんとワークアウトしているのになかなか成果が上がらない」
「最近以前ほど手ごたえを感じられなくなった」
これらは私がメンバーの方から時々いただくコメントです。
もしかすると、あなたにも同じような経験があるかもしれません。
ワークアウトを本格的に始めて、最初の2週間~1ヶ月は比較的
わかりやすく効果が現れます。
身体が引き締まってきたとか、筋肉に張りが出て少し盛り上がって
きたという実感が得られます。
これは、今までほとんど使われずに眠っていた筋肉が起きたことに
よって実感できるものです。
実は、まだまだ本質的には体が変わったとは言えません。
また、その後、2~3ヶ月間は主に体の中で変化が起こる期間です。
この期間は階段で言う「踊り場」のようなもの。
ですから、見た目には努力の結果が見えにくく、一般的にはここで
ワークアウトを断念する人がとても多いというのが現実です。
しかし、この壁を乗り越えると、加速度的に成果が現れてきます。
具体的には、筋肉が強化され基礎代謝量のレベルが向上するので
燃焼しやすい体へと変わり、ボディラインにも誰が見てもわかるほど
のメリハリがつき始めます。(※もちろん個人差はあります)
言ってみれば、この踊り場を超えるまでの2~3ヶ月というのは我慢
の期間。理想のボディデザインを実現するための助走期間だと考え
てください。
もし、普段から真面目にワークアウトを行っていながら、その時期を
過ぎてもなお効果が見えない、もしくは明らかに滞っているという場合
はワークアウトのやり方を考え直すべきかもしれません。
筋肉強化やボディラインの反応は、ワークアウトという物理的な運動
作用に対する反作用というカタチで必ず現れますが、
一方で、自分の中でマンネリ化したり、ワークアウトのバリエーションが
頭打ちになると、ある一定のレベルからブレイクスルーすることが難しく
なってきます。
これは、身体的な適応能力の高さというものも影響しているのですが、
要するに、
”動きに慣れてしまうと、筋肉の成長が鈍くなるのです”
筋肉の倦怠期と言ってもいいかもしれません。
筋肉を強化するためには、一旦筋繊維を破壊することが必要である事
はあなたもご存知ですよね?
(※筋肉は、超回復というメカニズムで強化されていきます)
ですから、継続的に手ごたえを感じていくためには、
一つのトレーニング形式に体が完全に慣れてしまわないように、種目、
セット数、動作軌道の角度(フォームやバランスの微調整)などに変化を
加え、筋肉を一定の動作に慣れさせないようにすることが大事です。
インターバル(休憩時間)を短くしてみるというのも意外に効果的です。
そうやって工夫していると、またワークアウトを始めたばかりの頃の様な
新鮮な手ごたえや適度な筋肉痛を感じられるようになるはずです。
これは、「筋幻惑法」というれっきとしたメソッドの一つ。
これを普段のワークアウトに応用するなら、、基本のメニューはしっかりと
カバーしつつ、細かな改善や工夫をしてみたり、
さらには、今日はどんな新たなワークアウトに挑戦してみようかな、など、
好奇心を持ってワクワクしながらやるのもとても良い方法です。
もしかしたら、自分がレベルアップするためにもっと適したワークアウトが
他にもあるかもしれませんからね。
その可能性を探りながら、試行錯誤してみるのも面白いと思いますよ。
ぜひ、あなたの筋肉にも新鮮な驚きを与えてあげてください!
Editor/ 森 俊憲
■ BodyQuest ———————————————-
※効果的なワークアウトを[継続]できる実践的なノウハウがあります