Vol.94
「 自分だけのものさしで、
”行動することへの意味付け” を行う!」
体型管理のために、健康的なエクササイズやランニング、さらにはスポーツ
クラブ通いを日々の運動習慣として身につけること。
頭では必要なこととわかっていても、なかなか難しいものですよね?
メタボリック予防や対策としての、特定保健指導の分野でも現在、この行動
変容についての課題をどうやって克服するかがテーマになっています。
あなた自身の健康のために、ぜひ適度な運動を取り入れましょう!と声高に
提唱しても、実質的なレスポンスは期待通りに得られていません。
先日もトレーナー仲間数人とこの問題についてディスカッションを行っていた
のですが、結局のところ、本質的には
「本人やる気次第だよね」
という意見になりました。
私としては、全くもって予想通りの結論です。
いくら周りが必死になってお膳立てしても、最終的に本人が行動しなければ
何も始まりませんからね。
やはり、
自分自身の問題として捉えられるかどうか?
これが鍵になります。
そこで私は、人間が何かの努力を継続的に行うための条件として、以下の
2つがとても重要な動機付けになると考えています。
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1、自分は何のために頑張るのか?
(取り組みの結果、どんなメリットを手に入れられるのか)
2、今の努力は無駄になっていないか?
(着実に、効率よく、目標達成に向けて前進できているか)
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何を行うにしても、最低限この2つがそろっていないと絶対に継続的な行動
はできません。
そして、この2つを考える時にとても大切なのが、これらを「自分のものさし」
で測るということです。
誰かに言われたことでは人間は本気になれないからです。
学生の頃、親や先生に「勉強しなさい」と言われて、仕方が無く勉強したふり
をしてみても、自分がその気にならなければ、全く身が入らないのと同じです。
ですから、運動を行なうときの意味付けにしても「健康増進のため」という様な、
自分の中でぼんやりとしたままの目的ではなく、例えば
「ワンサイズ下の可愛い服をもっとたくさん着こなしたい!」
「シンプルな服もスマートに着こなせる引き締まったカラダになるぞ」
「ゴルフコンペでもっと活躍してカッコいいところを見せてやる!」
など、
自分の胸に直接響く、超個人的かつ具体的な目的を考えることが大事です。
重要なのは、自分の気持ちを自然と動かす意義を見出すことですし、もちろん
その内容は誰にも説明する必要はありません。
だから、もっともっとストレートなものでもOKですよ。
この目的を達成した時にに自分だけが味わえる心地良さ、満足感をイメージ
するだけでもニヤケそうなものが見つかれば最高です♪
そのような、自分らしくてワクワクするような目標を持ったなら、日々の運動も
”辛い努力”ではなく目標達成のためのプロセスとして意味のあるものに変わ
ります。
次に、努力の成果を測る時には、体重の変化など数値だけを見るのではなく
自分の感覚でチェックすることが大切です。
・うっすらとメリハリが見えてきた
・以前よりも身体が軽くなった
・ジーンズのお尻の部分がゆるくなってきた
・表情が引き締まってきた
など、あなた自身にしかわからない感覚を大事にしてください。
目的を持って行動していれば、自然とそういう感覚も研ぎ澄まされてくるはず。
そうやって、努力の成果をいたるところで感じていくのも、ワークアウトを継続
させられるポイントです。
また、運動の取り組み方としては、少しの時間で効果の上がる筋力系の運動
がおすすめです。
気負いすぎずにコツコツと、ゆっくりと適度に筋力を刺激しながら、基礎代謝
のレベルを向上させ代謝効率の良いメリハリのある体型を手に入れましょう。
Editor/ 森 俊憲
■ BodyQuest ———————————————-
※効果的なワークアウトを[継続]できる実践的なノウハウがあります