適正体重で軽快ハツラツ!

Energyword_2
 Vol.103
   「 適正体重を手に入れると、
                  気分も身体もハツラツと軽快になる!」

 
  Ew103
  さて、今回のエナジーワードでは、
  我が家の愛犬チワワのボディデザイン成功秘話をお届けします。
  私たち人間の体型コントロールにも大きなヒントとなるお話だと思います
  ので、ぜひ参考にしてみてください。
  実は最近、彼女(チワワ)の体型と行動に驚くような変化が起こりました!
  どう変化したかと言うと、実はちょっと前までかなりおデブ気味でした。
  ボディクエストのマスコット犬としては、ちょっとマズい状態だったんです…。
  しかし、TVで「デブ犬ちゃんのダイエット特集!」的な番組を観ていても、
  「うわー大変ね」と思うだけで、うちはまだまだ大丈夫と思っていました。
  ご存じの通り世界で一番小さな犬種であるチワワは、元々食がとても細く、
  食べ物の好き嫌いが激しいという少々わがままな一面があります。
  (※しかもチワワはお肉系が大好き)
  とは言っても、お肉系のものばかり与えるわけにもいかないので、栄養の
  バランスの良いものを考えて与えようとするのですが、うちの子もご多分
  にもれず、自分が気に入らない物だと全く口をつけようとしません。
  きっと、お腹が空けば好き嫌いもなくなるだろうと思って、彼女と我慢比べ
  をするのですが、かなりの強情者。
  これではさすがに栄養不足になってしまうと、色々と好きそうな物を与え、
  甘やかした結果がおデブチワワに。
  散歩に行っても後半は息が上がってしまい、ノッソノッソとフランダースの
  犬のように状態になっていました。
  ところが数ヶ月前、もう一匹の愛犬ミニチュアピンシャーがアレルギー体質
  だということが発覚。
  今まで食べさせていたこってりお肉系の缶詰からドライフードに変えなくて
  はならない事態になりました。
  予想通り、ドライフードには見向きもしません。
  しかし、お医者様からのアドバイスですし愛犬たちの健康のため、無視する
  わけにもいきません。
  今回はいくらわがままを言おうが、断固としてドライフードで通しました。
  さすがに腹ペコ状態が続くと、嫌いなドライフードもちょっとだけ食べるように
  なりましたが、食べる量がとても少ないので、どんどん痩せてしまいました。
  私は、「こんなに痩せてしまって大丈夫かな?」と思っていましたが、そんな
  心配とは裏腹に、彼女はとっても身軽に動くようになったのです。
  お散歩だって、かなりのスピードで歩いても疲れ知らずですし、以前なら寝て
  ばっかりいたのが、おもちゃを持ってきて「遊んで!!」と誘うようになったの
  です。
   Fergie
  これは確実に、痩せたことによるもの。
  うちの子の適正体重がこの状態だったということでしょう。
  というのも、私自身も痩せた時には体が軽くなったと同時に心も晴れ晴れと
  して、積極的に動くようになっていたからです。
  犬とはいえども気持ちはすぐに理解できました。
  しかし人間の場合、
  体重が落ちると急にテンションがあがり、そのまま自分が痩せすぎてしまう事
  に気がつかずに、「体を壊してリバウンド」というパターンに陥りがちなので、
  「ここは注意しなくては!」と親バカ的に考えて観察してましたが、それも取り
  越し苦労でした。
  やはりそこは動物的な本能があり、ある程度自分の体重やコンディションが
  落ち着くと、自分にあった食事量を摂るようになりました。
  というよりも、私たちが勝手に間違った思い込みで与えていた、こってりとした
  食事が間違っていたのですね。
  このように、ペットである犬だって、きちんと動物的本能はあるのですから、
  ”痩せたからハイテンション”という私の考えもナンセンスですよね。
  今でも痩せたままの彼女の生活は、以前と比べると生活のリズムが活発に、
  そして、何よりも軽快に動いています。
  本当に痩せるって生活自体が変わるんだ…。としみじみ感じました。
  そこで、
  彼女と暮らしてきたこの3年間を振り返り、どうしておデブ犬にしてしまったか、
  考えてみました。
  これは、おそらく人間にも当てはまるおデブへの道だと思います。
  まず、勝手な思い込み。
  冒頭でのご紹介の通り、「食が細いから、好き嫌いがあるから…」と口当たり
  のいいものを与えてしまった。
  この口当たりがいいものというのは、私たちの食事でもそうですが、美味しい
  ものは、余分な脂質や糖分で味覚を刺激するという意味で太る食事と同じ。
  また、恐ろしい事に量が増えれば、増えただけ体が適応する事も研究結果で
  確認されているそうです。
  海外旅行に行った際、大皿を目の前にして、最初はこんなの食べれるはずが
  ない!と思っていても、段々と慣れてしまい、いつのまにか完食。
  というのと同じです。
  我が家のチワワもこれが原因でした。
  次に、現状を把握していなかったこと。
  散歩の時のフランダース状態を見ていながら、「あぁ、疲れただけね」の一言
  ですましていた事。
  細い脚のチワワですから、さぞかし自分の重い体重を支えて坂道を登る行為
  は負担だったと思います。
  これは私も、かなり反省しました。
  さて、人間ではどうでしょうか?
  例えば、階段を駆け上がったら以前に比べ息切れが酷い…。
  去年の洋服がきつい気がする等。
  あれ?やばいかも?と一瞬立ち止まりますが、
  いやいや「疲れているから、そんな気がするかもしれない」とかなり強引に見て
  見ぬ振りをしてしまう時があります。
  私の経験上、この見て見ぬ振りは、後から高波のように襲ってきます。
  そうなると、かなり過激なダイエットに走ってしまい、結果リバウンドといういつも
  のお決まりパターン。
  ですから、あれ?と思った時に、きちんと立ち止まり、どうしてそう思ったのか?
  確認する事が大切です。
  最後に、食べ過ぎると動かなくなる。
  人間も食べ過ぎると、血液が胃に集中するため頭もボーっとして、行動も緩慢
  になります。
  運動する気なんてさらさら起きません。
  これは犬も同じでした。
  しかし、人間は考える能力があるので、ここから自己嫌悪や都合の良い言い訳
  を自分に言って聞かせます。
  でも、これってその場はいいですが、絶対にストレスとして体や心に残留します。
  この繰り返しで、痩せる行動への一歩がどんどん遠ざかって行くのです。
  さて、
  今の健康的な彼女を見ていて思うのは、少し飛躍しますが、まさに自分の姿を
  見ているようです。
  自分の体が食べたい!と本当に言っていたのかどうか?食べ過ぎても今日だけ
  今日だけと見て見ぬ振りをしていたのではないか?もっと動いた方がいいよね?
  と思っても、動かない状態に自分の気持ちを操作してしまっていた。
  この原因を一掃したら、今の元気な姿に戻ったのです。
  ですから、本来持っている本能(必要十分の食欲・欲求)に素直に従えるかどうか
  が大切なのではないでしょうか。
  もっと言うと、ダイエットする時は誰もが勝つか負けるかといった、極端な行動に
  走ります。
  でも、そんな緊張状態が長く続くはずはないのは、分かりますよね。
  ですから、
  何から食べれば満腹感が得られるか?
  食べ過ぎたらこれだけはしよう!というエクササイズをマスターする。
  PMSでイライラしたら気持ちを落ち着けるために、美味しい高級チョコを一つだけ
  ほおばる、などなど。
  このように、自分の中での逃げ道やプチストレス解決策を色々と用意していれば、
  一か八かのダイエット作戦ではなく、本来の活き活きとした自分らしい体型維持
  のコツをつかめるようになると思います。
  もちろん、一番大事なのは適度な運動だということは言うまでもありません♪
  
  Editor/ Kaz

  Energyback
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