Vol.101
「 ”ヨシッ、今日もいい感じ”、
とエネルギッシュに気持ちよくペースアップ!」
皆さんは普段、
ワークアウトを行っている最中に何を考えていらっしゃいますか?
たいていの場合、身体の動きに合わせて、「あと、もう○○回…」と頭の中で
カウントをとったり、体の動きを目で追いながら正しいフォームをチェックする
ということを行っていると思います。
また、負荷の高いワークアウトに挑戦している時には、「これは辛いな…」とか
「この種目だけはちょっと苦手……」などと感じることもあるかもしれません。
もちろん、それはそれで問題はありません。
(※ごくごく自然なことです)
ただこれからは、ワークアウトのボディデザイン効果をもっともっと引き出す為
にそれにプラスしてやっていただきたいことがあります。
それは、
”意識性を高めること” と ”発奮すること”。
この2つです。
まず、意識性を高めるということですが、
特に筋力トレーニングの世界では、「意識性の原則」という考え方が重要視され
ています。
これは、自分が実施するトレーニング(ワークアウト)の目的や効果をよく理解し、
かつ自発的に取り組むことが成果に大きく影響するという考え方で、運動を行う
際の「意識」がとても大切だということを示しています。
無目的になんとなく身体を動かすだけでは効果が薄いということですね。
また、ここで言う「意識」という点に関しては、トレーニング(ワークアウト)を実施
する目的や効果を考えるというだけでなく、今行っている運動動作において
「この筋肉が使われている」
と意識することがとても大事だとされています。
要するに、二の腕を引き締めたいなら、上腕三頭筋をしっかりと意識しながら。
また、下腹を引っ込めたいなら、腹筋の下部を十分に刺激するように動作する、
といった具合ですね。
いやいや、それくらいちゃんと意識しているよ、という声も聞こえてきそうですが、
私も含めて、意外に見落としがちな点もあるのです。
例えば、
腕や胸、お腹など、ワークアウト中に自分の目で見える部位については、動作
に伴う筋肉の動き(収縮など)が意識しやすいのですが、
一方で、
体の裏面である、背中、腰、ヒップ、二の腕、腿の裏などは、普段から目で見え
にくいために、ワークアウト中もそれらの筋肉を意識するのが難しいのです。
また、そのために筋力が他の部位に比べて、やや劣っているというケースも少
なくありません。
体の裏面の運動は好きじゃないという人が多いのもこのせいです。
ですから、私自身も普段から特に体の裏側の筋肉(部位)は見逃さないように
意識的にケアするようにしています。
皆さんはいかがでしょうか?
そして、次に大事なことは ”発奮すること” 。
ワークアウトは義務的に行うのではなく、自分の意思で意欲的に取り組むこと
で自然と効果が高まります。
「ふぅ~、今日もこのメニューを○セットやらなくちゃ…、よっこらしょ」
と ”こなすワークアウト” を続けるよりも、
「よしっ今日もいい感じ、その調子その調子♪」
とモチベーションを高めていって、自分が発するエネルギーを感じていくほうが
ワークアウトのペースアップにも役立ちます。
日頃ワークアウトを行っていると、調子の良し悪しがありますよね?
自分で調子が良いと感じる日は、体のキレも良く、充実感が漲ってきますから、
セット数を増やしてみたり、新しいワークアウト種目に挑戦したりと自然と前向
きな行動をとりたくなるはずです。
そうやっていくうちにだんだんと自分の可能性が広がっていきます。
このように、
毎回ちょっとした発奮を心がけるようにすれば、
「自分は今、目標に向けていい感じで頑張れているんだ!!」
と、気持ち良く、効果的な運動が実施できますよね?
目的の筋肉に意識を集中させることに加えて、自分自身を奮い立たせることで、
総合的な運動パフォーマンス向上につながります。
もちろんボディデザイン効果のほうも期待に応えてくれますよ!
ぜひ参考にしてみてください。
Editor/ 森 俊憲
■ BodyQuest ———————————————-
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