Vol.104
「 型にはまったやり方ではなく、
体と向き合い内側から目覚めていく!」
さて、今回のエナジーワードでは、
ダンス界のスーパースター、ユーコスミダジャクソンさんと対談させて
いただいた内容をお届けします。
自分らしいボディデザインの追求に大きなヒントとなるお話だと思います
ので、ぜひ参考にしてみてください。
ユーコさんと言えば、かの有名なマイケル・ジャクソン、ベイビーフェイスの
ワールドツアーに抜擢された初の日本人女性ダンサーとして世界的脚光を
浴び、2007 年には、Newsweek 誌「世界が尊敬する日本人100」にも選出
されたという凄い方です。
きっとご存知の方も多いと思います。
以降、アカデミー賞、グラミー賞等の舞台でも活躍され、ニューヨーク大学
ではダンス講師として教鞭を執られていらっしゃいました。
また、その日本人離れした抜群のスタイルでモデルとしてもパリコレクション
や数々のTVCMにも出演されるなど多方面でご活躍中。
同じ日本人として本当に誇りに感じますよね。
当然、フィットネス業界でもカリスマ的な人気を博し、私たちにとっても憧れ
のスーパースター的存在です。
そんな中今回は贅沢にも、抜群のプロポーションをお持ちのユーコさんに、
そのしなやかなボディデザインの秘訣などをお伺いしました。
皆さんの日々のワークアウトにも参考にしてもらえる内容だと思いますので
情報をシェアさせていただきますね。
以下、直接伺ったお話を私なりに整理してみました。
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Q:アメリカと日本のフィットネス/ボディメイクに関する意識や習慣の違い
A:体に対する意識として、日本人は痩せて細くなることを良しとしているが、
アメリカの場合は、競技スポーツ選手などでなくても日々のワークアウトや
食事などに対する意識が一般的に高く、健康的でメリハリのある身体を
求める傾向。
マクロビオティックもダンサーの間では随分前から取り入れられていた。
(マクロビを指南してくれた先生は日本人だったのに、当時の日本では
まだマクロビそのものが広く認知されていなかったことが不思議)
また、アメリカで感じるのは見た目よりも内側(精神的な)との相乗効果。
それによって、身体を動かすことが特別なことでなく、フィットネス自体が
生活の一部になっている。
自分も5年前に帰国したが、日本はまだまだと感じるし、エクササイズに
ついても、日本の場合ブームで終わってしまうところが少し残念。
Q:プロポーションを保つ秘訣や継続してやっている健康管理はありますか?
A:自分の中では、まだまだ理想と言える領域に達していないので、今でも
こうなりたいという理想に向かって、ボディメイキングを続けている。
普段はほとんど体重は気にせず、数字よりも自分で感じる全身のバランス
を重視している。
ダンスをするようになってからは、身体の軸をより大切にするようになった。
Q:ご自身が展開されている「アウェークニング」について
A:アウェークニングとは…、
ヨガ、武道、ダンス、バレエ、格闘技を融合したオリジナルワークアウトで、
脂肪燃焼だけでなくリラクゼーション効果も高い。
日常のストレスを発散しつつ効果的な運動効果が得られるメソッド。
様々なエクササイズの特徴を「動」「静」「クールダウン」の3プログラムに
分け、組み合わせることで錆びついていく身体の新陳代謝、ボディメイクを
より効果的に行うことができる。
そして自分の軸を感じることで各パーツの可動域が広がりを持ち始め、
日常眠っている細胞が活性化されていく実感が得られる。
※このアウェークニングについては、後日All About「ダイエットエクササイズ」
で詳しくご紹介します
Q:理想のボディデザインを目指して頑張っている皆さんへアドバイス
A:型にはまったものではなく、自分の運動レベルや目的に合わせてやれる
エクササイズを選ぶことで自分の体に向き合うということを大切にする。
自分を変えるためには、自分を知ること。
キツいだけでは体が壊れていくので、動いて気持ちいいと思える様に運動
にも「静」「動」のリズムをつけながら気持ちよくなるポイントを探すと良い。
そうして自分の身体を意識できるようになると、感じ方にもっと繊細になり
色んなことが変化していき、自分が何をしなければならないかということが
わかるようになる(内側が目覚めていく)。
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いかがですか?
私がまず驚いたのは、ここまで完成されたプロポーションをお持ちでいながら、
「まだまだ未完成で、維持するというレベルにまで達していない。」
と仰ったことです。
超一流の考え方を目の当たりにして、私もとても刺激を受けました。
確かに理想のボディデザインには終わりはないのかもしれません。
私自身も、仕事が忙しくなってくると、ゆっくりとワークアウトを行う時間がなく
なってしまい、
ワークアウトを行う目的が、
”本来の「理想の追求」から「最小限の努力で維持する」ことへ変化してしまう”
ので、ここでもう一度しっかりと初心に戻ろうと思った次第です。
やはり、常に前向きにチャレンジャーの精神でいることが、自分を高めるため
の一番の方法ですよね。
また、身体と心の一体感を大事にすることや自分自身と向き合うと言う点では、
考え方がシンクロしていてとても嬉しくなりました。
ユーコさんとは上記問答の他にも、色々とお話をさせていただきましたが、
クールでゴージャスな見た目からは想像できないほど、とても気さくで優しい方
です。
これからも様々なメディアで活躍されると思いますので、ぜひチェックしてみて
ください!
Editor/ 森 俊憲
■ BodyQuest ———————————————-
※効果的なワークアウトを[継続]できる実践的なノウハウがあります