Vol.118
「 アスリートのような所作で、
ワークアウトの効果を高めよう!」
さて、今回のエナジーワードは、ワークアウト中の集中力をテーマに
お届けしたいと思います。
昨日の土曜日、久しぶりに近くのフィットネスクラブに行き、自分の為のプライ
ベートなトレーニングを行ってきました。
そこは大手クラブの標準的な店舗なのですが、夏真っ盛りの週末の午後にも
関わらず非常に多くの人で混雑しており、使いたいマシンもなかなか空かない
ほどの状態…。
思い通りの流れでワークアウトできないもどかしさはありましたが、そのお陰で
周りをゆっくりと観察することが出来ました。
まず最初に感じたのは、クラブに通う人が確実に増えているということです。
しかも老若男女を問わず。
その光景を見ているうちに、
健康や体形管理・改善の手段としてのフィットネスがこれ程までに一般化して
きたのかと改めて感じました。
もはや、生活者の余暇の過ごし方の一つとして定着してきたと言えるのかも
知れませんね。
今後ますます個人の健康管理が重要になっていきますから、とても良い傾向
だと思います。
私が学生時にフィットネスクラブに通い出してから、もう20年近くが経ちますが
当時は、「レクリエーションスポーツでもないのに独りで良くやれるよねぇ? 」
など、どちらかといえば冷ややかなトーンで言われることのほうが多かったよう
な気がします。
そう考えると、日本人の体に対する意識も随分変わってきました。
また、クラブ内でそれぞれの方を観察してみると、
筋力UPにダイエット、運動不足解消、健康増進等々、皆がそれぞれの目的で
思い思いに汗を流しているんだろうなということが観てとれます。
どんなワークアウトを実践しているかを観ていれば、その人が何を求めて運動
しているかは大体わかります。
そういう意味では、
やはり、レベルの高いワークアウトを行っている人はそれだけ体つきにも表れ
ています。
もちろん、
ここで言うレベルが高いとは、単純に負荷が大きいトレーニングを行っている
という意味ではありませんし、ましてやできるだけ長い時間運動をすることが
良いということなど全くありません。
筋肉を強化してメリハリのあるボディデザインを完成させるためには、狙った
部位へ効果的な刺激を与えることが一番大切です。
たとえ重いウェイトを使っていたとしても、フォームが崩れていたり、反動や
勢いを利用して動作していたとすれば正しい刺激は得られません。
当然、効果も半減してしまいます。
ですから、マシントレーニングを行う際にも負荷の大きさ(ウェイトのレベル)を
意識しすぎる必要はありません。
大事なのは、どれだけ重いウェイトを使うかよりもワークアウト中のフォームや
動作中の集中力を高めること。
正しいフォームを意識してゆっくりと狙った筋肉を活用することなのです。
フォームに関しては、
マシンワークアウトや自重ワークアウト、どんな種目にも共通して言えるのは、
”背すじを伸ばして胸を張り、腰を入れる”
ということが大事なポイント。
猫背になったり腰が引けていると、力が抜けてしまってせっかくの運動効果が
得られません。
ワークアウト中の集中力については、
自分自身が、あたかも一流のアスリートになったつもりで一つ一つの動作を
大切にワークアウトしてみてください。
そうすることで、ワークアウトの目的意識もよりイメージし易くなり、落ち着いた
所作が正しいフォームにつながるはずです。
トレーンニング効果には”意識性”と言う点も大きく影響します。
以上のように、
せっかく大切な自分の時間をワークアウトに割くのなら、その分だけしっかりと
効果を得ることが大切です。
筋力は正しいワークアウトを繰り返すことによって必ず進化成長できますから、
ぜひ皆さんも日々集中力を持って、自分らしいワークアウトスタイルを作って
いってくださいね。
私自身もワークアウトのレベルをまだまだ高めていきたいと思います。
Editor/ 森 俊憲
■ BodyQuest ———————————————-
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