Vol.130
「 孤独なマラソンランナーではなく、
襷をつなぐ駅伝方式でゴールを目指す!」
いよいよ駅伝のシーズンがやってきましたね。
この時期になると、毎週末のように学生や実業団など様々な大会が
TV放映されていますが、駅伝ファンの私はモニターにかじりつくように
して観戦しています。
一つの目標を共有し、チーム全員が一体となってゴールを目指す。
そして、襷をつなぐそれぞれの選手が、自分の限界に挑戦している姿
を観ているとこちらまで胸が熱くなります。
気力体力ギリギリのところでの勝負だからこそ、観ている側も手に汗を
握るような気持ちになるのでしょう。
また、このようなハイレベルでの戦いは実際に競技に参加している選手
にとっても、精神的に強くなり記録を伸ばすことにつながっていると思い
ます。
たとえ、レース中に「自分の体力ではもうダメだ…」と思っても、チーム
の勝利のためにはここで踏ん張るしかありませんからね。
このように、駅伝という競技は、選手個々の力を存分に出し切るという
点においてかなり効果的なシステムだといえると思います。
自分の限界に挑戦して、実力を高めていく。
競技スポーツを行っている選手にはとても重要なテーマです。
しかし、このことは日々私たちが行なっているボディデザインのための
ワークアウトのヒントにもなると思います。
ワークアウトを行う目的は筋肉の強化成長(それに伴う体脂肪の減少)
のためですから、ほんの少しずつでも自分の限界を伸ばしていく必要が
あるからです。
プログラムのワークアウトレッスンでは、筋肉強化のための種目では、
どの種目でもだいたい10~12回を1セットとするようにおすすめして
います。
それを3~4セット程度を目標に実施していくのですが、やはりセット数
を重ねてくると筋肉が疲れてきます。
そうすると、どうしても弱気の虫が顔を出してきて、「あぁ、もうだめだ!」
と力が抜けてきてしまいます…。
そこで、そういうときには、
・理想のボディデザインを目指すことを決意した自分
・今までコツコツと頑張ってきた自分
・他のことで努力が続かなかったことを後悔した自分
・今日のメニューをやり終えて充実感に満足している自分 etc.
これまで襷をつないできた何人もの自分を思い出してください。
そしてなによりも
・理想のボディデザインを手に入れた将来の自分
のために、
「あともう一回、頑張ろう!自分ならできる!」と自分に言い聞かせてみて
ください。
これが意外と大きな発奮材料になります。
そして、ここで踏ん張って目標の回数をこなすことが、自分の枠をどんどん
拡げることになり、筋肉が成長してボディデザインの向上を加速することに
なりますし、同時にワークアウト対する自信を深めることにもつながります。
そうして、”頑張る自分”が当たり前になってくると、自己像も次第に高まり、
うポジティブな自分がそのままアイデンティティ(自分らしさ)になってきます。
そう、ここまでくればこっちのもの。
ぜひ、理想のボディデザインというゴールまでの道のりを、マラソンランナー
として走るのではなく、何人もの自分の力で襷をつないで乗り切る気持ちで
今の自分を励ましてみてください。
Editor/ 森 俊憲
■ BodyQuest ———————————————-
※効果的なワークアウトを[継続]できる実践的なノウハウがあります