Vol.134
「拮抗筋をバランス良く刺激して、
ボディデザインのレベルアップを図ろう!」
さて、今回のエナジーワードでは、Tipsの第2弾をご紹介します。
▼▼▼
私自身が個人的にワークアウトを行なう際に常に気をつけていることが
あります。
それは、
”短時間でどれだけ効率的にワークアウトを実施できるか?”
ということ。
ボディデザインとは、筋肉の刺激に対する体の自然な反作用を活用する
ことですから、上手にワークアウトを行えば、それだけ成果も高まりますし、
時間も有効に使うことが出来るのです。
体づくりも仕事と一緒で、時間をかければ良いというわけではありません。
短時間でも、良いインプットができればアウトプットの質も高まるというわけ
です。
■BQワークアウトTips 【その2】
”拮抗筋をバランスよく刺激する”
まず、拮抗筋って何?
ということですが、「拮抗筋」とは、文字通り体の部位(筋肉)の中で拮抗
(きっこう)し合う筋肉を指します。
具体的には、<腹筋と背筋、上腕二頭筋と三頭筋、大腿筋(太もも裏表)>
などがそれに当たります。
ワークアウトを行なう際に、力を入れるとグッと縮む筋肉に対して、同時に
伸びる筋肉ですね。
筋肉は基本的に縮む動きしかできませんので、その縮んだ筋肉をまた元
に戻すように、逆に伸びる筋肉が反対側に存在するのです。
筋肉は表と裏でペアとなってついていると憶えておいてください。
と、堅めの話はこのくらいにして、実際にワークアウトを行う際に拮抗筋
をバランス良く刺激するメリットとしては次のようなものがあります。
○拮抗筋を交互にワークアウトすると疲れにくい
(ほど良いインターバルがとれる)
○感覚的にも筋肉の疲労感が少ないため負荷をかけることができる
(セット数やウェイト負荷など)
→結果、自然のワークアウトの質がレベルアップしていく!
例えば、胸と背中のワークアウトをそれぞれ4セットずつ行おうという場合、
胸のワークアウトを連続4回やって、その後に背中を連続4回やるよりも、
胸→背中、胸→背中……と行ったほうがセット間の休憩を短くすることが
できます。
また、人間が持つ潜在的なバランス感覚として、片側の筋肉を刺激すると、
もう一方の筋肉も刺激したくなるため、トータルでの筋肉の張りが心地良く
感じられるようになるのです。
もちろん、見た目のボディデザインでも拮抗筋のバランスはとても重要です。
腹筋ばかり鍛えても、拮抗する背筋が弱いと猫背になってしまいますし、
大胸筋ばかり大きくても背中が普通のままではアンバランス。
この拮抗筋同士の筋力差が大きいと、フォームや動きもぎこちなくなって
きますので、ぜひ気をつけてみてください。
胸のワークアウトと同じ程度の負荷やセットで背中を鍛えると、男性ならば
上半身にどんどんと厚みがでて逆三角形のカラダに近づいていきます。
これは私がもう20年近く行なって検証しているTipsですので、効果について
は折り紙つきです。
拮抗筋を意識して、バランスの良いボディデザインを目指しましょう!
Editor/ 森 俊憲
■ BodyQuest ———————————————-
※効果的なワークアウトを[継続]できる実践的なノウハウがあります