Vol.35
「 年末年始の過食癖を防ぎ、
新たな年のボディデザイン始動準備を! 」
さて、X’masが終わればお正月。
普段忙しい方にとっては、美味しいものを食べながらゆっくりできる
時期でもありますが、ついつい暴飲暴食、おまけにダラダラで、
「うわ、想像以上に太ってしまった…」
とならないように、
今回はお正月太りしないためのポイントをお教えしますね。
お正月ぐらいカラダを甘やかせてもいいじゃない!
と実は私もそう思っている1人です。
甘やかせてもいいんです、大切なことは、甘やかせ癖をつけないこと。
メリハリをもって、正しい癖をつけることが大切です。
そして、その癖を自分につけてあげられるのは、あなたしかいません。
一番のポイントは「なんとなく食い」をやめること。
今、目の前にある物を口に入れることが、自分自身にとっていいのか?
そうでないのか?ちょっと考える癖、これが大切なんです。
では、為になるちょっとした癖を早速、ご紹介していきましょう。
まず、どうして空腹を感じるのか?を簡単にお話します。
私たちの胃はからっぽになると、グレリンというホルモンを分泌し、
「お腹がすいたよ!!」というサインを脳に送ります。
このグレリンはかなり攻撃的なホルモンで、たくさん食べよう!
しかもこってり系の食べ物をよこせ!!などと私たちにけしかけます。
また、グレリンは同時に成長ホルモンを盛んに分泌し、体を成長させ
お腹周り、腰周りを大きくしていきます。
私たちの胃は約30分ごとにグレリンを分泌し、脳に対して
「何か食べたい、何か食べたい」と信号を送り続けます。
こうなると私たちは、ついつい手軽なスナック菓子や目の前の料理に
に手が伸びてしまいます。
そして食べ終わった頃には「自己嫌悪」、
酷くなるとこの繰り返し…。
じゃあ、どうすればグレリンをおとなしくできるのでしょう?
それは、「食べるもの選ぶ」事と「適度な運動をする」事。
ようするに満腹感と充実感を無理なくセルフコントロールするのです。
シンプルに言うと、
食べ物で脳や体に働きかけ、運動で心身に活力を与えていきます。
例えば、ナッツはホルモンに満腹感を十分に与えてくれる食べ物。
逆に、果糖がたっぷり入ったクッキーに清涼飲料を摂っても、満腹感は
得られません。
それは、脳がまだ空腹だというシグナルを送り続けてしまうから。
ホルモン分泌を制御するのに助けとなる代表的な食べ物は次、
●ひとつかみのナッツ
●100%野菜ジュース
●果物
●サラダスティック
このように適切な種類の栄養源を食事前約、20分前に少し取ると、
脳はこれで満足=満腹だというシグナルを送るようになります。
こうすれば、お腹を空かせて夢中でガツガツ食べるのではなく、
ゆっくり食事を楽しみながら、かつ少量で満足感が得られます。
また、この脳から出される空腹シグナル、胃を満たすためではなく、
喉の渇きをいやしたい時にも働きます。
ですから、空腹だと感じたら、まずカロリーを含まない水分を摂って、
体が必要としているのは、食べ物か水分かを確認してみましょう。
次に、「何か食べたい!」と衝動が走った時、呼吸法も大きな助けに
なります。
腹式呼吸を3分続けてみましょう。
すると、次第に衝動が収まって、自分が今本当に何を食べたいのか?を
冷静に考えられるようになります。
グレリンからの指令にそのまま従うのではなく、自分の頭と身体を使い、
今何が本当に必要なのか?を確認しましょう。
ま、それでも、食べ過ぎてしまうことはありますよね。
それでも構いません、「食べたら動く!」、これをよーく、頭に叩き込ん
で食べた量にあわせて、体を動かしましょう。
食べた後、2、3時間は眠らずに、できることなら30分歩いたり、
軽い運動をすると体が栄養を分解し、脂肪として蓄えずにエネルギー
として消費してくれます。
この寒い時期に外に出て歩けば、消費カロリーもアップしますよ。
家の中でも体幹(コアマッスル)を鍛えるワークアウトをして代謝をアップ
させましょう。
来年のボディデザインがマイナスからのスタートにならないように、
このようにして、とかく過食しがちな年末年始を乗り切ってください。
そして、
2008年こそは本格的に自分らしいボディデザインを実現させましょう!
体作りに取り組んでいく前向きな姿勢さえあれば、
自然と本来の自分らしさを引き出して、どんどんと輝かせるのですから。
では良いお年を!
Editor/ Kaz
■ BodyQuest ———————————————-
※効果的なワークアウトを[継続]できる実践的なノウハウがあります