課題の先にある喜びに目を向ける

Energyword_2
 Vol.40
   「楽しみながら体を動かすとは、
              課題の先にある喜びに目を向けること」

 
 Ew40
  先日、あるフィットネス系のポスターに目が止まりました。
   「運動って楽しい!」
  何気ないシンプルなコピー。
   確かにそう、何をいまさらという気もしないでもない。
  でも、なぜか気になりました。
  この表現をわざわざポスターのキャッチに使っている点がポイント
  なんですよね。
  きっと、自ら体を動かして汗をかくということが「辛いこと」だと
  感じている人が多いという証拠でしょう。
  私の周りでも、スポーツクラブに入会しているものの忙しさと面倒
  くささでほとんど通えていないという方が多く、
   毎月毎月、無駄な会費を払い続けてますよ(苦笑)
   どうすりゃいいですかね、森さん?
   と、個人的なアドバイスを求められます。
   よくよく話を聞いてみると、忙しさよりも「億劫だから」「運動が
   辛いから」という理由がほとんどで、特に有酸素運動をやらなくて
   はいけないということをプレッシャーに感じているんですね。
  そういう時、私は2つの話をします。
  まずはメンタル面。
  人間は、自分の行動に意味やメリットを感じないと頑張れないから、
  運動するということを「やらねばならない義務や課題」だと捉えず
   に、その先のメリットや幸せな感情に目を向けること。
   今抱えている悩みを克服し、思い通りのボディデザインが手に入っ
  たらどのくらいワクワクしますか?、と。
 
   思い通りのファッションを楽しめたり、自分への自信や積極性から
   生まれる新しい人間関係などなど。
   ちょっと考えるだけでも数え切れないほどのメリットがあるはず。
   人は、ワクワクできることに取り組んでいるときは、困難や努力が
  必要なことであっても、楽しいと感じ、ストレスと感じるどころか、
  時間が過ぎるのも忘れて熱中してしまいます。
  自分の大好きな趣味に没頭しているときの感情を思い出せば、わか
  りますよね。
   そして、次に実践方法。
   メリハリのある体を手に入れるボディデザインは、
  ・ジムに行かなくても良い、
   ・有酸素運動をしなくても良い、
  ・無理な食事制限はしなくて良いんです。
  ストイックな有酸素運動に時間を割いたり、現状のライススタイル
   を大きく変える必要はありません。
  無駄のない生産効率の高い運動を行なえば、意外なほどスピーディ
  に体が変化してきます。
   (※この方法はBodyQuestのメソッドの基本で、先日総合監修した
   雑誌企画でも「走らない体づくり」として詳細に紹介してます。)
  これらの話を聞くと、皆さん目を輝かせて、
  「ちょっとやってみようかな」、と言ってくれます。
   この感情の変化がとても大事で、実効アクションの継続にも大きく
  影響します。
  ワークアウトに向き合うときのスイッチの入れ方次第で、運動の
   楽しさやその効果が断然違ってきますからね。
   これが出来れば、楽しみながら体を動かし、
  「運動って楽しい!」
   ってことになるのだと思います。
 
   ポジティブに自分を変えようという作業はとてもワクワクすること
  ですよ。
  自分の体が改善されていくことの喜びは何よりも大きいもの。
   そうやって、小さな成功体験を積み重ねていけば、どんどん気分も
  よくなって、次第に生産性も上がっていきます。
  このところ、世の中がだんだんと景気減退フェーズに入ってきたと
   言われていますが、そんなときにこそ健康が第一です。
   人間はやっぱり体が資本、元気じゃないと何もできませんからね。
  あなたも、ぜひ楽しいボディデザインに挑戦してください。
  
  Editor/ 森 俊憲

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