Vol.99
「 今だから振り返る、
私のダイエットストーリー (by Kaz)」
今年も既に3か月が過ぎましたが、皆さんの日頃のワークアウト生活は
いかがですか?
「今年こそやってやるぞ!!」と年明けからワークアウトを頑張って、成果
を実感している方、気持ちはあるけど忙しくて思ったように運動できない方、
自分なりのボディコントロール法を追求してますます燃えてます!等など、
それぞれ様々な結果が出ているかと思います。
ボディデザインという挑戦に関して言えば、結局は自分だけの自分らしい
成功ストーリーを見つけることが一番大事なことですから、ぜひ積極的に
行動していただきたいですね。
さて、
ということで、今回は私自身のストーリーをご紹介してみたいと思います。
先日「思いっきりイイTV」に出させて頂いた際に、自分でも笑ってしまうほど
のおデブ写真を公開する羽目になりました。
何しろ、今よりも10kgくらい重かったわけですから、印象がまるで違います。
これまで、今の私しか知らない方々からは、
「太っていた時代があるなんて、信じられない…」等と言われていました。
が、しかし!
あの写真をお披露目してからは、「いや本当だったんですね、驚きました!」
というコメントを沢山いただいてしまいました。
残念ながら、本当なんです。
まずは、
なぜ太っていたか?を振り返ってみたいと思います。
私は子供のころから元々小柄なほうで、いつまでたっても女性らしさとはほど
遠い感じ…、言ってみれば「痩せの大食いタイプ」でした。
そして、大学生になると夏休みなど長期休みを利用して、ペンションでの泊り
込みのアルバイトを始めるようになりました。
仕事が終わるのは、だいたい21時過ぎ。
その後、毎日仲間と一緒に沢山ご飯を食べ、お酒を飲み夜中じゅうおしゃべり
に興じるという楽しい生活を続けていました。
そうするうちに、
「あれれ?太らないはずの私がなんと5キロも太っていた」のでした。
でも、そのときは気持ち的にはまだまだ余裕がありました。
”私は太りにくいんだから、またすぐ痩せるはず。”
最初からダイエットなんてする気はないし、「私は太らない!」という想いだけを
頼りに、好きなだけ食べる生活を続けていました。
当然ですが、体重が自然と減るはずがありません…。
その時期、一番嫌だったのは昔の友人たちからの「Kaz最近太ったよね」という
言葉でしたが、内心では「人間、太る時だってあるさ。そのうちまた痩せるよ!」
と高をくくっていたのです。
それから、”ちょいデブの私”が定番になりつつあった夏休み。
ペンションでのアルバイト中に、今度はストレスが原因で食べなくなりました。
自分の中では、何となく食べたくないし、考える事もたくさんあるから位の気持ち
でしたが、今度はあれよあれよと言う間に、なぜか以前の痩せ状態まで通り越し、
「大丈夫?」と言われるまでに痩せてしまいました。
今考えてみると、それこそが本格的に太ってしまった原因だったのです。
それからというもの、食事制限をすれば簡単に痩せられるんだ。という気持ちで、
”食べて太って、また痩せる。” そういうことを繰り返しました。
でも、皆さんご存じの通り、
エクササイズをしないと、代謝が落ちて痩せにくくなりますよね?
その後、私はカナダに留学することになったのですが、その痩せにくい状態の
まま、美味しい物があふれる場所へ旅立ったのですから、おデブ化一直線に
なっても何の不思議はないのです。
おまけに周りの人たちは皆、私よりも体が大きいので、特別私が太っていると
いう感覚もありません。
しかし、ひとつだけ生活に変化がありました。
日常的にスポーツを楽しむカナダの人たちを見て、友人と一緒にスポーツジム
に入ったのです。
それまではジムに入会しても続かずに、すぐやめていた私ですが、カナダでの
初めてのエアロビクスやステップ、ヨガなどはとっても楽しく続けられました。
でも、動いた後のパワフルな食事で益々良い体格になってしまい、この時点で、
これまでの人生で一番体重が重い時期を迎えてしまうことに…。
それから日本に帰ってきて、
「どうしたの????」
という悲鳴にも似た、家族、友人の声にやっと目が覚めたのでした。
「やばい、これは本気でやばい!!すぐに日本サイズに戻さなくては!!」
と焦ったものの、食事制限での減量はかえってリバウンドしてしまう事も痛い程
知っていました。
どうしよ…と悩んでいましたが、とりあえず日本でも運動は楽しかったしステップ
もしたいから近くのジムに通い始めました。
すると、食生活の内容も日本式に戻ったことで徐々に脂肪が落ちてきたのです。
でも、まだまだ日本サイズには程遠いと言う感じでしたが、脂肪が減ってきたと
いう嬉しさとジムに通う楽しさで体重も安定してきました。
ここからが本格的な私のエクササイズ人生の始まりです。
この後、筋肉が基礎代謝を上げてメリハリのある体を作るということもわかり、
ウェイト系のトレーニングを週1回行うメニューに変え、筋肉作りも始めました。
最初は、女の人がムキムキするのはどうも…?!と思っていましたが、ホルモン
の関係でよっぽどの人でない限りムキムキにはなりません。
このような生活が続き、私は元の体重に戻りました。
今はヨガを中心に動いていますが、たまにウェイトをしたり、走ったりして動くこと
を楽しんでいます。
ここで、私が太ったわけ、痩せた理由を書き出してみます。
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【太った理由】
●現状を把握していない(まだまだ、大丈夫。すぐ痩せるから)
●食事制限だけに頼る
●お腹がいっぱいでも、残しちゃ相手に失礼だと無理して食べる
●お腹が空いてなくても、気分で食べてしまう(怒り・悲しみなど)
●お酒を飲み過ぎ、満腹中枢破壊
【痩せた理由】
○エクササイズを生活に取り入れたから
○食べ過ぎても動いて食べた分を帳消しに!という解決策が心の余裕になった
○食事制限では痩せない事を身をもって知ったから
○食べぐせを知ったから
(例:TVを観る時にスナックが欲しい
→ピスタチオや焼き栗など食べるのに時間がかかるものや昆布など)
○お腹いっぱいならば、残す
○お酒は翌日のヨガに響くから、あまり飲まなくなった
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これが、主な理由ですが、別に特別なことではないですよね。
しかし、食事制限に頼っていた時は「痩せない、痩せない」と体重計の針に全て
を握られていたような状態でした。
今は、ちょっと位体重が増えても気にならなくなりましたし、逆にお腹周りがだぶ
付くと「やばい!動かなくちゃ」と体のもたつき具合で多めに動くようになりました。
でも、私も体重をコントロールできるようになるまでには約1年かかりました。
この期間、長いように思えるかもしれませんが、自分の方法を知ってしまえば、
それはまさに一生もの。
今、これを読んでくださっている方の中にも、以前の私と同じような悩みを感じて
いる方もいらっしゃるかもしれません。
まず、
本気で痩せたいと思うのなら、食事制限での減量ダイエットではなく、運動を行う
ことが第一です。
減量に費やすエネルギーを、自分に合ったワークアウトに当ててみてください。
自分に合った効果的な運動方法が見つかれば、「楽しい!続けたい!」と思える
手ごたえが見つかるはず。
その上で、おいしい物を食べて、顔色も良くなれば内側から溢れ出る貴方の魅力
が全開です。
これが、一番大切なこと。
ぜひ、上手に運動習慣を取り入れて、自分だけの成功ストーリーを作ってください。
Editor/ Kaz
■ BodyQuest ———————————————-
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