生理時期の運動は?

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 Vol.107
   「 ワークアウトを行うときの女性の悩み、
                やる気を妨げる生理時期はどう過ごす?」

 
  Ew107
  今週のエナジーワードは、女性のとってのワークアウトの悩みを和らげる
  テーマでお届けしたいと思います。
  (※男性の方も、ご自分の愛するパートナーを優しく気遣うための参考に
  してみてくださいね。)
  女性の皆さんは、生理前になると、無性に甘いものを食べたくなったり、
  大食いになったり、吹き出物が出たり、下半身特に腰回りからお尻辺りが
  急にデブになったような気がして、憂鬱になりませんか?
  これは、PMS(月経前症候群)と呼ばれ、女性なら誰もが経験した事が
  あると思います。
  実は私もこのPMSに悩まされる一人です。
  生理が始まるころには、この症状も落ち着きますが、今度は生理痛に
  悩まされることに…。
  そう考えると、月の半分はホルモンの関係で、何となく調子が悪いよ~と
  状態になってしまいますよね。
  この症状を軽減させるには、適度な運動を行ったり、ストレスを溜めない
  ことが良いとされています。
  しかし、こんなに気分のアップダウンの激しい時期に、適度な運動なんて
  出来るのでしょうか?
  でも、
  あの憂鬱さを軽減できるのならば、ワークアウトした方がいいのだろうか?
  と、はっきり言って、悩みます。
  というのも、私自身PMSなど関係なく、通常通りレッスンをしていますが、
  やはり気持ち的、精神的に左右される事があります。
  レッスンが終わった後に「あー、今日は内容的にダメだったな…」と落ち
  込むことしばしば。
  体は?と言うと、ヨガを教え定期的に動くようになってからは、生理痛が
  だいぶ軽くなりました。
  (※以前は、救急車で運ばれる事もあったりしたのです)
  そういうことで、私自身の経験からは、適度な運動はPMSや生理痛には
  良い!と思っていますが、医学的な正しい見地からは実際どうなのか?
  ということで、TVや雑誌でのご活躍でおなじみの婦人科の松村圭子先生
  にお話を聞いてきました。
  KAZ:生理前、生理中にエクササイズをすると、症状の軽減になると聞く
      のですが、実際のところはどうなのでしょうか?
  先生:人によりますね。
      やろう!と気力のある人は、いつもどおり運動を行うことは問題あり
      ませんし、血行が促されるので症状も軽くなると思います。
      しかし、今日も運動なければ!という義務感がストレスになる人は、
      無理にやらない方がいいですね。
      ただ、血行が滞りがちなっているのでそれが冷えの原因になったり、
      生理痛の要因になるので、ストレッチなどで血行を促進したり半身浴
      でリラックスするのは、むくみ防止などにも効果があると思います。
      (但し、貧血になりやすいので、絶対に無理はしない事。)
  KAZ:股関節周辺をほぐすのがいいと聞きますが?
  先生:日本人は股関節が歪んでいる人が多いから、それが血行不良や
      冷えにつながります。
      骨盤は開閉していますから、その開閉がうまく動くように、股関節の
      歪みを調整するエクササイズはいいと思います。
      歪みがあると、骨盤に守られている子宮や卵巣にも影響し、生理痛
      などの症状として表れます。
  KAZ::やはり、体に負担をかけない程度に、やる気のある時はワークアウト
      してもいいんですね?
  先生:生理中にワークアウトをしてはいけない、という事はありませんから、
      自分のコンディションを感じながら運動する分についてはOKです。
      ただし、適度にお休みしたりすることが大切ですよ。
  KAZ:無理は禁物ですね。
  先生:本当に、最近の人は真面目な人が多くて、「やらねば~」とがんばり
      過ぎる人が多いですからね。
      逆にそうやってホルモンに影響を受ける時期は、「私の体は正常に
      働いて、健康なんだ!」と影響をポジティブにとらえてあげましょうよ。
  KAZ:そうですよね、自分で自分を追い込む事必要はないですよね。
      最後に、生理前の時期は、人によっては大食いや、甘いものを食べ
      すぎてしまう事がありますが、これはどうしたらいいでしょうか?
  先生:排卵を境に次の生理が始まる1週間前(PMS時期)にプロゲステロン
      (黄体ホルモン)が多くなります。
      この別名ブスホルモンは妊娠した時に赤ちゃんを守るために、お肉を
      つきやすくし、身体に有害な紫外線なども赤ちゃんに浴びさせないため
      に自分が吸収しようとします。
      でも、当の本人にとってはイライラするし、むくむし、嫌なことだらけ!
      とストレスを感じると甘いものを食べて気持ちのバランスを調整しようと
      する場合があります。摂り過ぎはよくありませんが、和菓子を食べたり、
      ひとかけらのチョコでハッピーになったりもしますから問題はありません。
      (※取材協力:「らら女性総合クリニック」院長 松村圭子先生)
  以上、先生のお話はいかがでしたか?
  今回のお話を聞いて、生理前や生理中の憂鬱な症状を嫌だな~ととらえるの
  ではなく、ポジティブに受け止めて、
  このところはよく働いているから「お休み」しようとか、今日はちょっとリラックス
  したいから「軽く運動しよう」と自分で解決策を見いだすことが重要なようです。
  大切なことは、自分で作り出したネガティブ感を引きずらず、生理が終わった
  ハツラツとした時期に、自分が気持がいいと思うワークアウトを思い切り行う
  ことですよね!
  女性の皆さん、ぜひこれからのワークアウト実施の参考にしてみてください!
  
  Editor/ Kaz

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