Vol.127
「 やる気モードを失速させないため、
邪魔モノを見つけることから始めてみよう!(その2)」
先週から、どうすれば本気のテンションを維持しながらワークアウトが
続けられる「仕組み」が作れるか?
ということで、まずは ”なぜ途中で失速してしまうのか?”という要因を
探っています。
前回(前半)は、
・日々の行動目標がハードすぎて疲れてしまった
・通勤時に着替えやシューズなど大きな荷物を持ち歩くのが嫌だ
など、行動し始める段階での目標設定や運動環境面での阻害要因を
挙げてみました。
今回は、その続きとして、上記のような最初のハードルを越えたところ
から考えてみたいと思います。
(ようやく、ジムに通ったり自宅で真面目にワークアウトすることが習慣
化されつつある段階に来ました…)
すると、気になるのは努力の対価。
せっかく頑張っているのに、期待値と結果が見合っていなければ、熱も
段々と冷めてきますのでこれはとても大切なこと。
恋愛と同じで、自分の気持ちだけが空回りするのは辛いですしね…。
また、この時自分の中で確かな手ごたえを感じられないと、継続の大敵
である“飽き”も忍び寄ってきます。
■思うように効果がでない
■辛いだけで楽しくない
■いくら頑張っても報われないのでは?と言う漠然とした不安
→出来ないと思いこむ
■運動自体に飽きてしまった
→音楽でも繰り返し聴いていると大好きな曲でも飽きるのと同じ
これらがつまづきの原因になることは容易に想像できますよね?
このようにボディデザインへの効果実感に関しては、ワークアウト継続
のための最も重要な条件と言えるポイントです。
そのため昔から、ただ漠然と身体を動かすのではなく、何をやるかを
しっかりと意識しながら正しいトレーニングを行う事【意識性】が不可欠
だと言われているのです。
また、このようになんとなくワークアウトに飽き始めたり、効果に疑問を
感じ始めた時に、気をつけなくてはいけないのが周囲の反応や応援者
の存在など、自分を取り巻く環境です。
例えば、自分は出来る限り頑張るつもりでも、他人や情報、環境に流さ
れそうになることは誰にでもあります。
■何かに挑戦しようとすると足を引っ張る人がいる
→「そんなことやってないで飲みに行こう☆」
→「そんな無駄なことやめなよ」
■黙々と独りでワークアウトするのが辛い
→パートナーや身近な応援者がいない
■ついつい新しい情報に流されてしまう
→次から次へと目移りして一つのことをじっくりと実践できない
(もちろん結果も伴わない)
中でも他人の言葉は意外に響くもの。
自分を信じてやってはいるけど、確信がない場合にはちょっとしたこと
で流されてしまいがちなので注意が必要です。
以上、
先週今週と2回に分けてワークアウトを習慣化させる上での失速要因
を検証してみました。
自己啓発系の本などを読むと、人の努力が続かないのは
『目標を見失ってしまうからだ』
と言われます。
もちろん、突き詰めればそういうことかも知れませんが、日常生活での
レベルの話としては、もっと具体的で現実的な要因をクリアしていくこと
も重要だと思います。
1、無理のない行動目標になっているか?
2、実施しやすいワークアウト環境が整えられているか?
3、これをやれば必ず効果が上がると思えるメニューか?
4、周囲の理解や協力は得られているか?
これらの要素を踏まえながら、目の前の阻害要因を一つ一つ取り除い
ていくことで、ワークアウトの習慣化という、理想のボディデザイン実現
への必要条件が満たされてくるはずです。
一つの考え方としてぜひ参考にしてみてください。
最後に、
体調が優れない状態が続いてしまうのもワークアウト継続の致命的な
失速原因になりますから、日ごろからの体調管理は怠らないようにして
くださいね。
Editor/ 森 俊憲
■ BodyQuest ———————————————-
※効果的なワークアウトを[継続]できる実践的なノウハウがあります